FMたんと「菅原知之の感じるままに」6月5日放送分
ゲスト:前田 佳宏(ソーシャルワーカー)1/3
コ ロ ナ × 菅 原 知 之
先週の放送では、菅原知之のコロナに対する時代の変化への鋭い視点が目立った。
コロナによる営業自粛、そして代替策としてテイクアウトが広がる市場において、商品価値だけでなく、「人対人」という「店と客」という相互作用に着目している。
この関係の変化こそが、菅原知之の興味であった。
そしてこの視点を一般化し、自身の仕事に置き換える。
医療機関を経営する菅原は「入院患者」と「面会に来る家族」の二者関係に着目した。
「コロナによる影響で面会に来ることができなくなった今、この二者関係に医療機関が介在すべきか」、ということが問われている。
そう気づいた菅原の動きは、同じ問題意識を持ったスタッフとの対話であった。
スタッフの視点を尊重し、現場の意識の高まりを待ち、オンライン面会を実現した。
それはオンラインを通じて、入院患者の最期に家族が関わることができる瞬間の実現でもあった。
そして菅原は強調する「オンラインは手段だ!」と。
オンラインが流行る今、「何のためにオンラインを活用するのか」。
今できることは何か、私たちに問われている。
― 前田 佳宏
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