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  • 菅原知之の感じるままに

【編集後記】「あいまいである」からこそできること(ゲスト 下川まさのり・鶴岡章吾 2/4)

FMたんと「菅原知之の感じるままに」8月7日放送分

ゲスト:下川まさのり・鶴岡章吾(グラフィックデザイナー)2/4


「まちっぽい?」法人機能


医療法人における菅原についてデザイナー二人の視点から語られた。


下川氏からは、医療法人であるが今までにない形の医療法人。「地域に開かれた」「まちの仕組みの一部」という視点。病院という枠を超えて、暮らしに寄り添った視点。


語られた内容は菅原が常々語ってきたことだ。病気を見るのではなく、高齢者だけを見るのではなく「暮らしを見て、地域を見て、まちづくりをしていく」。それを言い続けてきた。


鶴岡氏からも、病院というイメージを超えて「人とひととのつながり」という視点が語られた。一般企業には難しい、人とひととの間の仕事という視点だ。人の身体や、その人の環境や思い一歩踏み込んで仕事をしてきたからこそできるのではないかという視点だ。


人を見て、病気も含めて思いを聴いて、その背景を聴いて。そうやって何十年も人と向き合ってきた法人で、菅原はその魂を受け継ぎ、新しい視点を、新しい枠組みを紡ぎ出している。


人を見て、まちを見て、つながりをつくる。



菅原は考え続けている。一歩踏み込んで考えているからこそできること、というコメントがあった。


踏み込まなければ新しい何かは生まれない。オンライン面会だって、子どもたちの居場所だって、病気だけを見ていたら生まれていただろうか。


「法人機能があいまい=まちっぽい?」


あいまいであるからこそできること。既成概念に捉われていないからこそできることを、これからも菅原には追い続けていくだろう。


これからも「わかりにくい」「伝わりにくい」と言われ続ける菅原であってほしいと願う。



― 前田 佳宏

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