FMたんと「菅原知之の感じるままに」8月21日放送分
ゲスト:下川まさのり・鶴岡章吾(グラフィックデザイナー)4/4
非日常を、日常化する
相談ということを起点に「居場所化」するという視点を持つ菅原の話から始まっている。
デザイナー鶴岡氏からは事業を線にして面にしていくことのために、「ベンチを置く」。それがどう機能するのかといったような実験が提案されている。
どうしたら子どもたち、高齢者、患者さん、スタッフといった人たちがつながれるのか。どうしたら接点を持つことができるか、という問いが出されているが、しかし、それは一つの方法が答えではない。複数の可能性を試行的に繰り返す。それが重要であり、面白味であると鶴岡氏は言う。
そして菅原がこだわるのはその接点を行事ではなく日常にある状態にすることだ。その日常性を大切にする。そして自分自身の内面に気づくためには対話が必要と繰り返している。
負けないおにぎりの話で、自分のことを思ってくれていることに価値があると言っている。
私たちは生活をしている。菅原は人の生活に視点を向けているのだ。
人の生活、人々の興味は病気だけではない。自分の悩みがはっきり自分で認識しているわけではない。自分のことを考え心配してくれている人がいる環境の中で、対話を通してそれが見えてくるのだ。
そしてその安心して対話し、悩みが自然と出てくる環境を菅原は日常に創ろうとしている。
自然と人とひととが関わり、対話する環境を創ろうとしている。そのためにはどんな仕掛けが必要か考え続けている。
その結果生まれたのが開かれた法人と言われる、すがはらの姿だ。
これからもさまざまな活動に挑戦する菅原。その活動同士が線になり、面になり、有機的に機能していく。そしてさらに大きなまちになっていくだろう。
― 前田 佳宏
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