FMたんと「菅原知之の感じるままに」9月11日放送分
ゲスト:叶 真史(発達支援事業所 ひらそるの芽 代表)1/4
がんばりを認める
療育という仕事を通して保護者を支援するという立ち位置も大事にしている叶さんのお話からは、親と子の関係を支援するという視点に気づかされた。
これができないと、あれができないと、これをしてはいけない、ばかりだと子どもは嫌になってしまう。余計にその通りできなくてストレスを抱えるだろう。
子どものいいところに目を向けたり、子どもの存在を大切にすること、できなくてもそこにいていいよ、という大人がいることの大切さが語られた。
そして保護者に対してもがんばりを認めること。大変だということを認めること。認められるだけで、保護者も子どもにやさしくできたりする。
そして、保護者と子どもがいい関係でいられることが語られた。
菅原はそこから「親が子どもとつながっていられるように」という視点を提示する。子どもにとって幸せなのは周囲の大人が笑っていてくれることだと。
そして専門職の関わり方に警鐘を鳴らしている。専門職はわかっているような気分になっていないか、アドバイスしようとしていないかと問いかけてくれる。
おおむたブリッジの話でも菅原は、大人が無意識に「教えないといけない」と考えていないか、子どもの可能性や力に目を向けようと語っていた。
子どもには可能性がある。子どもを助けるのはなく、あたたかくそばにいる。その大切さを考えさせてくれる対談だった。
― 前田 佳宏
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