FMたんと「菅原知之の感じるままに」9月18日放送分
ゲスト:叶 真史 さん(発達支援事業所 ひらそるの芽 代表)2/4
発達支援事業所 ひらそるの芽 代表 叶 真史さんとの対談2週目
2020年4月、大牟田市明治町に「発達支援事業所 ひらそるの芽」をオープンされた叶 真史さん をお迎えし、児童発達支援事業と保育所等訪問支援事業についてのお話について伺います。
対談1回目→ https://youtu.be/ZJjO4QOzU6k
対談2回目は叶さんの思い。
保護者支援を大切にする叶さんの思いとは。 みんなを受け止めること、障がいがあるなしを超えて、みんなが過ごしやすい社会を作っていくために必要なこととは。
障がい者理解を深めるということ
叶 自分が障がいを持つ子の親であるため、その視点がある。でもいろんな人が必要。専門家も必要だし、そこに親として求めるものはある。でも棲み分けが必要です。
私は保護者支援の専門家になりたい。普通の事業所だと保護者支援が抜けがち。苦しんでいる保護者を誰が支えるのか。もちろん専門職としての勉強は続けていきますが。大事にするスタートはそこ。
菅原 私は、当事者性はない中で、現場職ではない中で、どのように関わっていくのか。地域で暮らすということ、そのためにより多くの人にわかってもらうことが必要で少しでもわかることを積み上げていかないとって思って。
ハードル高くなく、このことを知ってもらえるような関わり。啓発の取り組みとか、プラットホーム作ったりとかにぼくができることがあるかなと思って取り組んでいる。
でも結論は、みんな地域で暮らしていくのだからここをよくしていかないとってことそれは叶さんとも共通している。
叶 地域で過ごすっていうのはテーマで、みんなにというのはできないけど、うちの子のような子が過ごしていくためにどうしたらいいかと考えてサービスを作っていったり、サービスを知らない保護者さんに伝えていったりしていきたい。
地域でこういう子もいるって、知識ではなく感覚で自然にわかっていくこと、それが必要だけどサービスが整うほど、より地域から遠のいたりもしてきた。
障がい者理解を深めるということは、結局はみんなを受け止めることいろんな特性を持った人はいる。社会的に困っている人とか、障がいがあるとか、そういう人を認めていくことが重要そのためには出会うことが必要。
菅原 日常の中で出会うことが必要。コロナのときに出会うことが難しい中でどう出会うようにしていくのかということ。出会いは重要で誰かと出会うことで自分の可能性が引き出される。
自分の反省としては「集う場」を作ってきてしまったのかなということ。そこでデザイナーやスタッフと話しながら自然に出会うという仕掛けを考えてきた。ほっといても出会わないけど、作り込みすぎてもいけない。
「自然に出会う」
病院に入ると患者さんになる。違う場になるとおじいちゃんとなる。場の持っている強制力、人を規定してしまう。
人が集まらなくなったコロナの今、そこから離れられる可能性ある。そこも考えて場作りをしていきたい。
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