FMたんと「菅原知之の感じるままに」9月25日放送分
ゲスト:叶 真史(発達支援事業所 ひらそるの芽 代表)3/4
まず、好きになる
3回目の対談は障害の理解について。理解は文化を変えるとう叶さんの視点から始まった。
文化は長い年月と社会システムの蓄積が前提にあると考える。ということは長い時間をかけて変えていくことが必要だ。
菅原はここで障害の有無に関係なく、人の価値に目を向ける。人の価値を無意識に社会に価値をもたらしたかどうかで見てしまっていないかという警鐘だ。
損得感情や割りを食っているというような視点で判断している社会があるが、そうではない視点で人を見ていかなければみんな幸せにはなれないと指摘している。
人の価値とは、社会に対する価値とは、文化とは、それを考えさせる話だ。
そして叶氏と話した内容からは、みんなが幸せになるために、相手を好きになるということが提案されている。
好きになる。まず好きになる。社会に価値をもたらすかや、成果や、自分を好きかどうか
そんなことは置いて、まず相手を好きになる。これが幸せへの道だと。
私たちはどうだろうか、相手を判断していないだろうか、相手は自分をどう思っているかを先に考えていないだろうか。
職場では仕事をどのくらいしているか、どのくらい自分を助けてくれるかで、人の価値を考えていないだろうか。
まず、好きになる。
菅原が話した「障害を理解する」「得意なことを見つける」と言っている一方で自分はスタッフをどういう視点で見ているか、得意なことを見つけるという論点は、誰に対しても同じで、私たちに人の価値をどう捉えるのか、という課題を投げかけている。
― 前田 佳宏
Comentarios